7月21日に新作「Batman Dark Knight Rises」を見てきました。
公開2日目とあり、街の小さな映画館は満員でした。
それでは簡単にコメントを書きたいと思います。
正直一言で表すならば、‘イマイチ’といったところです。
というのも前日に前作Batman Dark Knight を見て予習したため、そちらの方のインパクトが大きかったです。
まず何がダメなのかというと、ストーリー展開に無理があることです。
以下ネタバレを含みます。
①適役のベインがNYのストックエクスチェンジに現れ、主人公ウェインの株をダウンさせます。その次のシーンではその株の損を埋めるべく、ある女性と事業支援か何かを組み、大損状態から免れます。重要なのはこの株がどのようにして回復したのか、もの凄く簡潔過ぎてよく分かりませんでした。これはリーマンショックを再現しているのでしょうが、映画の中で敵のバインが銃を乱射してストックエクスチェンジを荒らしていたので世界はもっと混乱していたはずです。
②ウェイン(バットマン)がインドにある牢獄に閉じ込められ、そこから脱出します。
脱出後は外界から閉鎖されてるはずのNYに突然と現れるシーン。
もう謎過ぎます。どうやって戻って来たのか、そして戻れるならなぜこんなに苦労して相手倒さなくちゃいけないのか、ヒーローの存在意義が疑われました。
③バインと最後バットマンにナイフを刺すミランダの関係。
ここはバットマンの初作を見ないと解明できないかもしれないです。
あとバインの付けてるマスクも解明されてないのが、中途半端に気になります。
④ラストシーンの核爆弾を海上に持って行くバットマン。
時限装置の残り時間は2分を切っていたので、コンコルド並みのスピードで運んでも自身も道連れになっているはずです。
なぜか彼は最終シーンで生き残っていることが分かるんです。
もちろん被爆しているはずなのに表面は無傷。コスチュームが防護服になっていたとしてもあれはアウトなはず。
そして今回の映画の内容目的について。
敵役バインがなぜバットマンを敵として見るのか、なぜ一度タイマンしたときに倒さなかったのか。最初の登場シーンから疑問を持ち、最後まで見てもよく分からなかったです。
正義は勝つというストーリーは悪くはないですが、矛盾してる部分や資本主義の王様みたいな色が強く出ていたなと思いました。
映画料金は£6.70と日本で見るよりも半額以下でしたので、金銭的には損した気分にはならなかったです。
一緒に観たイギリス人の友人全員がこの映画監督クリストファー=ノーランに文句を言いたいと口を揃えて言っていたので、面白くなかったことは証明できそうです。
キャストはほぼインセプションと同じ人が出演していたので、好きな俳優がいるならば見るのも悪くないかと思います。
何しろ2時間半以上座って観るのは久し振りでしたので、終わってから目がショボショボしました。
今度はBatman beginsを見て総合評価したいところです.
初コメントさせてもらいます! 僕も脚本にかなり無理があると思いました。ただ、4に関して言うと、最後にウェイン自身でかなり前に自動操縦のアップデートをしていたのがほのめかされていたので、爆発のかなり前の段階で脱出していたのではないかと思います。それでもあと2分であそこまで行けるのかという疑問は残ったままなんですが。それにバットマンが刺された後に普通に動けるのもおかしいなと思いました。全体的にノーランらしくなかったですね。
返信削除>Takumi0801さん
削除コメントありがとうございます。
自動操縦の話は完全に逃していました。それを聞いて若干納得行くような気がしましたが、それでもドラえもんのどこでもドア並みの瞬時移動が無いと放射能で被爆しているはずかと。それに、仰る通り刺された後にあそこまで動けるのも疑問ですよね。笑
個人的には前作のDark Knightを前日に見ていたので、そちらの方がインパクトが大きかったので今回の作品は残念でした。
今後のノーラン作品に期待したいところです。
そしてTakumi0801さんのブログも楽しみにしております。