前のエントリーから大分時間が経ちましたが、もう年末になるんですね。
さてこの度、無事イギリスの大学院を修了することができ、晴れて卒業です。論文を提出したのが今年の9月初旬で、約2ヶ月審査結果に不安を覚えながら待っておりました。しかし、蓋を開けてみれば予想よりもいい点数で返ってきたので驚きと嬉しさで一杯です。
修士論文を提出してからは9月末までイギリス国内のNorwichやCambridgeに行ってみて、大学周りをしてました。Norwichでは大学行きのバスで声を掛けたのが偶然日本人の大学院生で、いろいろと大学院生活の話で盛り上がることができました。こういった人との出会いも何かの縁だと感じました。
今回は前々から気になっていた米国系のAirbnbというサイトを使って宿を決めました。このサイトの簡単な説明としては、個人のB&Bと言った方がいいでしょう。Couchsurfingと違う点は宿主にお金を払う点です。その代わり、ベッドからタオル、朝食を提供してくれる所が多いのが特徴です。もちろん値段は1000円程度からと格安の場所もあります。個人的にはお金を払う点、しっかり身元が取れていて安心感があるところです。今までイギリスとオーストリアで利用しましたが、どの宿主もフレンドリーで観光のアドバイスを丁寧に教えてくれるので非常に良かったです。また同じ期間に同じ場所に泊まった他の人とも知り合いになったりして、ホステルに似た出会いもありました。どこも共通しているのはプライベートが重視されてる点です。朝食は一緒に食べたりしますが、基本的にあとは自由行動です。このサイトを利用する人たちはどちらかというとロングステイを希望する人が多く、5日間から2週間といったまとめて予約すると聞いたりしてます。もし観光先でホテルもホステルも見つからない場合はここを利用するのも面白いかと思います。人と出会うのが好きで、プライベートも重視したいという人にはオススメです。
あとこのサイトに関して興味深いのは、お金は全部Web上で支払うので宿主には直接払う必要はないです(もちろんキャンセルしてもしっかりお金が戻ってきます*宿主の規約による)。なので支払われたお金はこの会社の口座にプールされるらしく、そこから宿主はお金を受け取る仕組みだと聞きました。これはいいビジネスだと思いましたが、最近ではこの会社と国で税金問題が騒がれています。FT紙にも掲載されていましたが、誰が税金を納めるのかが非常な問題になっているみたいです。おいしいビジネスには何かと問題も付き物です。この行方が気になるところです。
参考記事
Bloomberg Businessweek: "Airbnb: To Tax or Not Tax a Rented Bed"
http://www.businessweek.com/articles/2012-09-27/airbnb-to-tax-or-not-tax-a-rented-bed
Reuters: "Thiel could invest $150 million in Airbnb: report"
http://www.reuters.com/article/2012/10/19/us-thiel-airbnb-investment-idUSBRE89I1GE20121019
さて話を元に戻すと、これまで予定通りオーストリアのウィーンを経てドイツへと仕事を探しにやってきました。今はドイツのある都市で大学の図書館に通いながら毎日企業への応募書類を書いたり、ドイツ語を地道に勉強しているところです。正直異国の地での就職活動は難しいものがあります。欧州では英語だけでなく、他の第3ヶ国語ができないと相当厳しいのがその理由です。それでもやると決めたからには最後までベストを尽くして、その結果に納得してから日本へ帰りたいです。
“ビール飲んでソーセージ齧って余裕を見せつけるぐらいが丁度いいもんだよ”と先輩に言われたので、この気持ちを大切にして残りの時間を過ごしたいところです。
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