2012年6月18日月曜日

海外就職に向き合う

いよいよ修士課程も佳境に入ってきました。
修士論文は9月頭に締め切りなので今はじっくり文献と向き合いながら筆を進めているところです。
さて、9月を過ぎますと、院生という職業からニートへと変わってしまいます。
それを防ぐためにも今から就職活動をするのが効果的ですね。
そんなことで、今日は就職について書きます。

最近は専ら英語履歴書CV(Curriculum Vitae)を作成しているところです。
あとは受けたい企業や業界を徹底的に調べ、業界のための勉強をしています。
端的に言うのなら金融業界に興味を持っているので、毎日金融について勉強している感じです。
全く金融の知識が無く、尚かつ英語で勉強したいのでYouTubeでレクチャー動画を見てメモを取りながらコツコツ勉強しています。後は大学で英国の経済紙Financial Timesを読んで気になった記事を保存したり、英国Economist誌を参考に世界の動向を追ったりしています。
金融や銀行に関する記事は毎日最低一記事はお気に入りを見つけるよう努力をしています。
コンサル業界で働く友人に勧められた本Corporate Financeは、金融業における基礎知識が書かれているので非常に有益です。


レクチャーは英国英語で聞き取り易いです。

次に求人情報についてです。
企業の求人情報は企業のHPに直接行き、キャリアページで確認することができます。
他には働きたい国と仕事をキーワードで検索すればそういった求人サイトが出てきます。
それをRSS登録すれば、毎日更新される求人情報を簡単に目を通すことができます。
また先日知り合いの方から教えて頂いた企業内部についての口コミサイトGlassdoorも非常に参考になります。
あくまで口コミですが、受けたい企業の内情を知る目安になるので、事前にこのサイトでチェックしています。

一方業界研究や企業研究も大事ですが、肝心なのはその働きたい国の税金や社会保障システム一緒に調べることも必要です。
働いてお給料を貰ってから損した気分にならないためにも

因みにドイツを例にすると、所得税は最高42%に上ります。
(参照http://www.expatica.com/de/finance_business/tax/Doing-your-taxes-in-Germany_15675.html

また何人かのドイツ人の友人から聞いた話によると、企業は社員の健康保険の50%をカバーする責任があります。残りの50%は個人が月払いで払います。詳しい額面までは分かりませんが、月100EURぐらいだそうです。またドイツの医療はその保険で補填されいてるので窓口でお金を払うということは無いそうです。この中には歯科も含まれます。
ただしこれはあくまで聞いた話なので、ドイツで働いている日本人の方のブログなどで参照してもらう方が賢明かと思います。
さて上記から税引き後の給料は結構低いかと思われますが、ドイツの住居や物価は所得に対して結構安いので困ることは無いかと思われます。
しかし、ミュンヘンはドイツで一番物価が高く、フランクフルトは外食の値段が高いです。


また労働ビザの関係も考慮しないといけなく、大抵の欧州の国では企業は「なぜ日本人を雇うのか?」という証明をしないといけません。これはアジア人に限った事ではなく、その国の人以外の人間を雇うときに役所に提出しないといけないとのことです。
日系企業の場合は労働ビザが降りやすいはずですが、今のところ自分の範囲外なので詳細は分からないです。

最後に、なぜ海外で就職したいのかということについて簡単に述べたいです。
  1. 海外の現地企業で働いて、欧州と日本の関係を探りたいから。
  2. 海外で働いて得た経験や知識を日本に持って帰って、日本の経済発展の一端を担いたいから。
一番の根底は、留学をしてそのまま日本の企業に就職をするという姿がどうしても自分としては腑に落ちないからです。もしかしたら思わぬところでいいお話が出てくるのかなと思えるのも一つです。
もちろん欧州で就職することに固執して潜在的な機会を逃すことはしたくないので、しっかりリスクレベルについても研究しながら取り組みたいです。
いくつかのプランを考え、最悪ケースもしっかり念頭に入れて置いて就職活動をするようにしています。
Twitterで同じ英国修士の方々の頑張りを見ていると、まだまだ行動を起こせていない自分なので、これからもっと努力したいです。


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